ニュース 社会 作成日:2012年6月7日_記事番号:T00037542
中華民国消費者文教基金会(消基会)は6日、市販されている感熱紙をサンプル検査したところ、18%にヒトの内分泌をかく乱する作用があるとされる有機化合物「ビスフェノールA(BPA)」が含まれていることが判明したと発表した。7日付自由時報が伝えた。
感熱紙はレシート、銀行の現金自動預払機(ATM)の控え、銀行や病院など待ち順を示す番号カード、クレジットカードの利用控えなどに使われ、日常生活でも接触機会が多い。
消基会は「経済部標準検験局が規制を行うとともに、感熱紙の使用者もメーカーに検査報告の提出を求めるなどして、消費者がBPAの危害にさらされないよう配慮すべきだ」と指摘した。
ただ、BPAの検出率は、2010年に消基会が実施した調査での64%よりは大幅に低下した。
台湾では昨年1月に感熱紙に関する国家標準(CNS15447)により、顕色剤(感熱紙で発色剤と接触すると反応して色を出す無機化合物)にBPAを使用しないよう求められている。また、行政院環境保護署は、BPAを「第4類毒性化学物質」に指定済みだ。
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