ニュース 電子 作成日:2012年6月7日_記事番号:T00037554
第3四半期に発売が見込まれ、好調なアップルに対抗するための強力な武器とみられているマイクロソフト(MS)の新OS(基本ソフト)「ウィンドウズ8(Windows 8)」について、アップル最大の受託生産パートナーである鴻海科技集団(フォックスコン)の郭台銘董事長は6日、「ウィンドウズ8」の発売は産業全体に大きな役割を果たし、不景気の中で「希望の窓」を開いてくれるだろうと語った。さらに「当社はハードウエアメーカーであり、プラットフォームにかかわらず、需要があることが重要」と述べ、「ウィンドウズ8搭載のハードに求められる高解像度、高機能タッチスクリーン、超薄型軽量という性能は、当社の得意とするところだ」と強調した。7日付蘋果日報などが報じた。
また、鴻海とシャープの資本提携に関連し、鴻海が取得予定のシャープ株は4日、1株392円と過去34年で最安値を記録、鴻海の取得予定価格1株550円から28.72%下落した。これにより鴻海は第3四半期、帳簿上で70億台湾元(約186億円)余りの損失を計上すると見込まれることから、市場では同社がシャープに取得価格の再交渉を申し入れるのではないかとの観測が出ている。
これに対して郭董事長は、再交渉について直接の言及を避けたものの、「シャープ株の下落原因は円高と世界的な株安の影響であり、技術力や生産力とは関係がない」と指摘し、「株価は一時的なものだが価値は永遠だ。当社は安い投資をした」と述べた。
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