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米国産牛肉の輸入規制緩和、馬総統が党内団結訴え


ニュース 農林水産 作成日:2012年6月8日_記事番号:T00037572

米国産牛肉の輸入規制緩和、馬総統が党内団結訴え

 与党国民党は7日夜、立法委員による議員集会を開き、来週の立法院で、微量の成長促進剤を含んだ米国産牛肉の輸入規制緩和を目指す食品衛生管理法改正案を必ず成立させることを申し合わせた。野党民進党をはじめ、党内から反対票を投じる動きが出る中、馬英九総統は「今が重要な時で、団結して乗り切らねばならない。法案が成立しなければ後遺症は非常に大きい」と訴えた。8日付中国時報が伝えた。


8日午前には輸入規制緩和に反対する市民集会が台北市の米国在台協会(AIT)前で開かれた。野党民進党も強く反対する意向だ(8日=中央社)

 立法院本会議での審議、採決は12日に予定されている。馬総統は「(立法院での)一票は馬英九を支持する票ではなく、国民党を支持するのみならず、台湾の未来を支えるものだ」と強調した。

 馬総統は水面下で国民党の立法委員に対する説得工作を進め、党内の反対票は3〜4票まで減少したとの見方もある。これまで一貫して改正案に反対する意向を示してきた羅淑蕾立法委員は「台湾の未来のため、支持するかどうか検討したい」と述べ、賛成に転じる可能性を示唆した。