ニュース 電子 作成日:2012年6月8日_記事番号:T00037588
米半導体大手グローバル・ファウンドリーズ(GF)は、今年第1四半期の売上高が台湾の聯華電子(UMC)を上回り、ファウンドリー業界で首位の台湾積体電路製造(TSMC)をうかがう地位に立った。
8日付電子時報によると、GF先進製造プロセス技術長のスブラマニ・ケンゲリ氏は「売上高に占める45ナノメートル以下の製造プロセスの割合が既に40%に達しており、目標はファウンドリー業界で首位に立つことだ」と述べた。今年は通年でもUMCを上回る業績を目指す。
ケンゲリ技術長は「TSMCのシェアは50%近いが、これまでは顧客の選択肢が少なかったからだ。GFの参入により選択肢が増す。GFは過去3年で110億米ドルの設備投資を行い優位に立とうとしており、今後3~5年でファウンドリー業界に大きな変化が起きる」と指摘した。
ケンゲリ技術長は、28ナノメートル製造プロセス技術の開発状況について、「勝負は高誘電率膜・金属ゲート(HKMG)技術にあるが、多くのメーカーは技術が未成熟だ。GFは32ナノメートル製造プロセスからHKMG技術を導入したが、同業者は28ナノメートル技術から導入したため、歩留まり率が低迷している」と指摘した。同社は現在、サムスン電子とHKMG技術を共同開発している。
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