ニュース 社会 作成日:2012年6月11日_記事番号:T00037596
日本統治時代の1896年に建立された浄土真宗本願寺派の別院、通称「西本願寺」(台北市万華区)は、1975年の火災で大部分が焼失したが、昨年から一部修復を始めており、今年末にも再建が完了して新たな観光地として一般公開される見通しだ。ただ、本堂に関しては、火災で木造の建物がすべて焼失し、現存する資料も少ないため、元通り修復することが難しく、再建しない計画になっている。11日付聯合報が報じた。
西本願寺は、統治時代に日本から渡台した僧侶が増えたことに伴い建立された。当時台湾最大の日本式寺院で、浄土真宗の普及と、日本軍の心のよりどころの役目を果たしていたが戦後は廃寺となっていた。
台北市政府が05年に違法建築の撤去を行っていたところ、西本願寺の史跡があることが分かり、06年に鐘楼、事務所だった「樹心会館」を市定古跡、輪番所、参道、本堂、御廟所は歴史建築に指定した。その後周辺住民から「昼間は廃墟、夜はお化け屋敷のようだ」と批判が相次いだことを受け、昨年から「万華406号広場」として整備を始めていた。
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