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大卒者の初任給、12年前を3%下回る【表】


ニュース その他分野 作成日:2012年6月11日_記事番号:T00037601

大卒者の初任給、12年前を3%下回る【表】

 行政院労工委員会(労委会)が9,734社の企業を対象に行った調査によると、2011年の大卒者の平均初任給は2万6,577台湾元(約7万700円)で、12年前の1999年(2万5,540元)と比べて3.2%低下したことが分かった。労働団体からは「若者のワーキングプアが深刻化しており、世代の崩壊を招く」との懸念の声も出ている。11日付蘋果日報が報じた。

 新社会人の初任給を学歴別に見ると、大学院卒以上は3万2,321元で、99年との比較では6.36%上昇した。ただ、▽大卒、2万6,577元(99年比3.22%低下)▽専科学校卒、2万3,388元(同5.63%低下)▽高校・職業学校卒、2万1,183元(同0.63%低下)──と、高学歴者以外は軒並み12年前より低下した。ただ、中卒以下は1万9,822元で、99年比で1.73%上昇した。

 初任給の低下傾向について人材サイトの360d才庫人力資源の陳慶玲行銷経理は、大学卒業者数が人材需要を上回っているためと指摘。より条件の良い初任給を得たければ、雇用主の求める技術を身に付ける必要があるとの見方を示した。