ニュース その他分野 作成日:2012年6月11日_記事番号:T00037603
中台間の海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)の台湾側の交渉総代表である梁国新経済部次長は8日、「ECFA後続協議は、日中韓自由貿易協定(FTA)よりも早く交渉を完了させることを約束する」と述べた。また、中台間の投資保護協議(投資保護協定に相当)については今月末に調印、サービス貿易協議は年内に交渉をまとめたいとの意向を示した。9日付経済日報が伝えた。
梁次長の発言は、台湾の世界貿易機関(WTO)加盟10周年を記念して、パスカル・ラミーWTO事務局長や各国の専門家を集めて行われた国際フォーラムの席で行われた。
その中でパリ政治学研究所のパトリック・メッセラン教授は欧州連合(EU)が日本の次にFTA調印を考えているのは台湾だが、中国の介入も予想されるため最初から全体的な話をするのではなく、交渉成果を少しずつ積み上げていく方式が望ましいと説明した。
また東京大学大学院経済学研究科の伊藤元重教授は日台FTAについて、「効果はあるが唯一の方策ではない」と指摘、「航空自由化(オープンスカイ)や人的交流促進により地域統合を進めることも可能だ」と訴えた。
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