ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

医療保険の駆け込み契約増加、7月の保険料上昇前に


ニュース 金融 作成日:2012年6月11日_記事番号:T00037607

医療保険の駆け込み契約増加、7月の保険料上昇前に

 死亡率の低下などによる寿命の延長で生命保険会社の保険料基準料率が見直され7月1日から保険料が大幅に上昇する見通しの中、医療保険では、入院、手術、重大疾病などを対象とする保険で保険料が20〜30%上がると予想され、駆け込み契約が増えているようだ。ある生保会社の販売員は、「以前は4日に1件の契約ペースだったのが、1日に4件に増えた」と語った。11日付中国時報が報じた。

 同紙によると、今回の保険料基準料率見直しなどに伴う保険料上昇は、過去10年で最大の上昇幅となる見通しだ。しかも保険代理店によると、約6割の生保商品が6月末で販売停止になるという。国泰人寿保険(キャセイライフ)、富邦人寿保険、南山人寿保険の生保3大手は、販売員や代理店に対し、全体の70〜80%に当たる保険商品40〜50種類の販売停止を通知したようだ。

 駆け込み契約が増える中、今年1〜4月の生保業界の保険料収入は前年同期比20%以上増加した。