ニュース 商業・サービス 作成日:2012年6月11日_記事番号:T00037609
ガソリン、電力料金値上げなどで消費者が財布のひもを引き締める中、百貨店など小売業界では5月売上高の前月比減少が相次いでいる。9日付工商時報が報じた。
遠東百貨(ファーイースタン・デパートメントストアズ)の5月売上高は、前月比15.9%減の28億7,000万台湾元(約76億円)だった。母の日セール期間終了後の5月後半が苦戦した。
統領百貨の5月売上高は前月比24%減の1億4,000万元だった。同社は減収について、2階に出店する香港スイーツレストラン「糖朝」の改装工事で消費者の購買意欲が低下したと説明した。
また、ベビー・子ども用品の麗嬰房(レ・アンファン)の5月売上高は、前月比2.18%減の1億9,500万元だった。今年が中華圏で出産に縁起が良いとされる辰(たつ)年のため、前年同月比では7%増加したが、物価上昇の影響が反映した。
証券会社は、ガソリン価格や電気料金の上昇で物流コストも増え、粗利益を圧迫していると分析。今キャンペーンを打ち出しても効果はなく、電気料金第1弾値上げ後の市場動向を見てからの話だと指摘した。
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