ニュース 電子 作成日:2012年6月11日_記事番号:T00037613
台湾台北地方法院検察署(台北地検)は8日、半導体パッケージング・テスティング(封止・検査)世界最大手、日月光半導体製造(ASE)の幹部とその家族計4人がインサイダー取引を行っていた疑いが強まったとして、4人を逮捕して関係先を捜索した。10日付中国時報が伝えた。
調べによると、ASEの甘智文財務経理は、同社が2009年11月に環隆電気(USI)を買収すると発表する直前に、妻や親族の名義でASE株を買わせ、2,000万台湾元(約5,300万円)の差益を得た疑い。甘容疑者は容疑を認めており、差益を放棄する姿勢を示したことから保釈されたが、残る妻や親族はいずれも容疑を否認したため勾留された。
検察は主犯の甘容疑者の勾留請求が却下されたことを不服として、抗告を行うことにしている。
ASEは「事件は会社経営とは無関係だ。検察の捜査に協力するとともに、従業員の合法的な権益を守る。情報があれば、規定に従い対外的に説明する」とした。
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