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「肥満多い職業」、運転手と倉庫業がトップ


ニュース 社会 作成日:2012年6月12日_記事番号:T00037621

「肥満多い職業」、運転手と倉庫業がトップ

 行政院衛生署国民健康局(国健局)が実施した台湾全土の労働者を対象とする体重調査で、「運転手」と「倉庫業」で最も肥満が多いことが明らかとなった。これらでは2人に1人が肥満だという。

 同調査は昨年、電話による聞き取り方式で実施され、6,065人から回答を得た。「太り過ぎ」は全体の37.6%。男女別では男性の51.7%、女性の22%と、男性の方が大幅に割合が高かった。

 業種・職種別では、運輸・倉庫業で同50.2%に達した。国健局の陳延芳・社区健康組組長は、運転手に肥満が多いのは「長時間座ったままの上、外食が多いため」と指摘した。

 また意外だったのは、2位以下に▽上下水道・ごみ処理関連業、同48.9%▽農林水畜産業、48.7%▽建設業、45.4%▽警備員など、44.3%──がランクイン。一般に体を動かすことが多いと考えられているはずが、軒並み「肥満の職業」に挙げられた。

 これについて陳組長は、「仕事=運動とは言えない証明だ」と指摘。台北医学大学付設医院・体重管理センターの王偉主任も、「農業・漁業従事者や警備員は仕事を運動と見なして、仕事以外に運動しない傾向がある」と説明した。

 しかし、農作業や建設業ならまだしも、素早い身のこなしが必須の警備業で4割以上が太り過ぎというのはいかがなものか。

 なお王主任は、脂肪の付き過ぎは心臓血管疾病につながると警告し、一般のオフィス労働者も、お昼休みなどに体を動かすことを奨励している。