ニュース 商業・サービス 作成日:2012年6月12日_記事番号:T00037629
電力料金の値上げなどで内需が冷え込む中、コンビニエンスストア大手、セブン−イレブンと全家便利商店(台湾ファミリーマート)の5月売上高は前年同月比10%以上増加した。12日付工商時報が伝えた。
セブン−イレブンを展開する統一超商(プレジデント・チェーンストア)が11日発表した5月売上高は前年同月比11.78%増の114億5,000万台湾元(約300億円)で、過去2番目に高かった。前月比では8.7%増で、31カ月連続のプラス成長を果たした。同社は好調の要因として、▽涼しく感じる自社ブランド「7−セレクト」の機能性下着が1カ月で35万着の大売れ▽冷麺(めん)やサラダなど夏向け調理済み食品の投入▽電力値上げで発光ダイオード(LED)電球の限定10万個が売り切れ──を挙げた。
一方、ファミリーマートの5月売上高は前月比10.27%増、前年同月比20.62%増の47億3,700万元で、過去最高を更新した。同社は季節商品の投入が勝因で、おにぎり、サラダなどの調理済み食品が前年同月比2割増、ビール、アイスクリームなどが同2~3割増と指摘した。
コンビニ業界は夏期が需要期で、証券会社は今後売上高が毎月増加し、セブン−イレブンは通年売上高が1,300億元、ファミリーマートは550億元に上ると予測した。
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