ニュース 医薬 作成日:2012年6月12日_記事番号:T00037632
ハイテク医療機器産業の振興を目指す台湾生技創投基金(タイワン・メディテック・ファンド=TMF)への出資が当初計画を下回り、行政院国家開発基金(国発基金)が出資を見送りかねない状況となっている。12日付経済日報が伝えた。
TMFは資本金が50億台湾元に設定されているが、資本金の払い込み期限である今月16日までに出資額が37億5,000万元(約132億円)に達することが、国発基金による10億元の出資条件となっている。もし、国発基金が出資を見送れば、「生技起飛鑽石行動方案」(バイオテクノロジーの飛躍に向けたダイヤモンド・アクションプラン)の推進にも影響は必至だ。
TMFは当初、昨年のうちに予定した出資を確保できるとみていたが、欧州財政危機などの影響で、出資交渉は難航した。国発基金は先週、TMFを率いる米国在住の投資家、張有徳氏に出資状況を問い合わせたが、「現時点で予定に達していない」との回答があった。
国発基金は既にTMFへの出資見送りもやむなしとの判断を固めているが、TMF側が期限ぎりぎりまで出資誘致に努力することに期待感を示した。国発基金が出資を見送っても、TMFは資金が集まりさえすれば、運営されることになる。
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