ニュース 石油・化学 作成日:2012年6月12日_記事番号:T00037634
国際原油価格の大幅な下落に伴い、化学繊維原料となる高純度テレフタル酸(PTA)相場が過去20カ月で最低まで落ち込んでおり、台塑集団(台湾プラスチックグループ)傘下の台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー、台化)や遠東新世紀(ファーイースタン・ニューセンチュリー)などが減産を迫られている。12日付経済日報が伝えた。
業界関係者によると、台湾メーカーが中国に輸出するPTA相場は、1トン当たり961米ドルと1,000米ドルを割り込んでおり、さらに下がる可能性もある。
こうした状況を受け、台化の5月売上高は4.9%減の250億5,500万台湾元(約670億円)となり、6月もさらに減収、第2四半期通期でも前期比マイナスとなる可能性が出ている。
台プラ幹部によると、現在は石化原料、加工製品ともに在庫水準がかなり低下しているが、中台間の協議により、第3四半期に石化関連の優遇策が打ち出されれば需要が回復し、価格も反騰が期待できるという。
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