ニュース 電子 作成日:2012年6月12日_記事番号:T00037640
12日付電子時報によると、欧州債務危機や中国および米国の景気回復ペースが予想を下回っている状況を受け、このところ中堅ファウンドリーから、第3四半期の受注は今期に比べ減少するとの悲観見通しが相次いでいる。これを受けて業界では、ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の張忠謀董事長が、間もなく開催される株主総会で下半期の半導体産業の生産額およびファウンドリー業界の成長予測を下方修正する可能性が高いとの見方が強まっている。
台湾ハイテク産業では川下メーカーの上半期業績が振るわない一方で、川上の半導体産業チェーンでは第2四半期の受注が良好で、生産ライン稼働率も高水準を維持している。TSMCの5月売上高も前月比9%増で単月過去最高を記録。6月もさらに成長すると見込まれている。
しかし、こうした状況について業界関係者は、川上産業で在庫補充が早まった場合、下半期のハイシーズン需要が大きく低下するという現象が過去繰り返し発生してきたと警告。実際、TSMCでも第2四半期に入り、業界内で在庫補充需要が減退し、これまで同社の生産ラインの空きをめぐって発生していた行列が解消しつつあるという。
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