宏碁（エイサー）の翁建仁・世界総裁は、欧州経済の先行き不透明感から、同社の第２四半期出荷は前期比横ばいで、下半期は上半期比10～15％成長にとどまるとの予測を示した。王振堂エイサー董事長は先月、マイクロソフト（ＭＳ）の新ＯＳ（基本ソフト）「ウィンドウズ８（Windows 8）」発売で、下半期は５割成長が見込めるとの見方を示していた。12日付工商時報が報じた。
エイサーが10日発表した５月売上高は前月比27％増の321億1,000万台湾元（約850億円）だった。比較対象の前月が２割減だったため、大幅な成長となった。
エイサーは第２代ウルトラブック（超薄型軽量ノートパソコン）「Aspire S5」を台湾や米国で発売するほか、プライベートクラウド「エイサークラウド」を発売予定で、６月売上高は小幅成長が見込めそうだ。
