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桃園・台北で記録的大雨、全土で6人死亡


ニュース 社会 作成日:2012年6月13日_記事番号:T00037650

桃園・台北で記録的大雨、全土で6人死亡

 11日から12日にかけ、台湾全土で大雨が降り、特に桃園・台北地方では記録的な降雨量を記録し、各地で洪水被害が発生した。中央災害対策センターによると、13日午前9時現在で、桃園県、台中市、南投県で6人が死亡、4人が負傷したほか、1人が行方不明となっている。


台北市の河川、新店渓では危うく堤防を超えそうになるまでに水位が上昇した(12日=中央社)

 11日午前には南投県仁愛郷で2人、同日夜には台中市和平区で2人が土石流にのまれ死亡。桃園県蘆竹郷と台中市太平区でも2人の水死体が発見された。

 中央気象局などによると、桃園県中レキ市(レキは土へんに歴)では降り始めからの12時間雨量が506ミリとなり、2001年の台風被害時に記録した460ミリを上回った。台北市でも、12日の雨量が277.5ミリに達し、6月としては1896年の観測開始以来の最多雨量を記録した。

 桃園県では、1人が死亡、400カ所以上が冠水し、工業施設への被害は少なくとも1億台湾元(約2億7,000万円)に上った。

 一方、行政院農業委員会によると、全土の農業被害は過去4日間の大雨で1億4,472万元となり、中でも桃園県の被害額は6,607万元に達した。