ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

AUOの新竹3.5インチ工場、研究用途に変更


ニュース 電子 作成日:2012年6月13日_記事番号:T00037662

AUOの新竹3.5インチ工場、研究用途に変更

 友達光電(AUO)は、生産ラインの分散を解消するため、生産体制を見直し、新竹科学工業園区(竹科)の第3.5世代液晶パネル工場のうち「L3B」の操業を中止し、研究開発用途に充てることを決めた。従業員約200人は他の工場に配置転換される。13日付工商時報が伝えた。

 AUOは現在、第3.5世代工場を竹科と桃園県の華亜科学園区で計4カ所保有。生産能力は月15万枚となっている。
閉鎖されるL3Bの生産能力は月2万枚で、主に低温ポリシリコン(LTPS)パネルを生産している。

 AUOは「第3.5世代工場は数が多く、分散している。資源を集中投下し、生産効率を上げるため、生産ラインの見直しを決定した」と説明した。

 AUOの第3.5世代、第4世代、第5世代の液晶パネル工場は、中小型パネルを生産しており、スマートフォン、タブレット端末向けに供給している。同社は中小型パネルの製品規格に対する要求の高まりを受け、生産ラインの改造に取り組んでおり、アクティブマトリックス式有機EL(AMOLED)パネルの量産も間近だ。

 AMOLEDパネルは、第3.5世代ラインで今月中に月8,000枚規模で量産を開始する。下半期にはシンガポールの第4.5世代工場も加わり、生産能力が月1万5,000枚に増える見通しだ。