ニュース 金融 作成日:2012年6月14日_記事番号:T00037683
中央銀行関係者は13日、中台間での為替清算システム構築に向けた交渉が今月中にも完了し、彭淮南総裁が目標として掲げる「夏休み前」に協定に調印できるとの見通しを示した。14日付工商時報が伝えた。
それを裏付けるように、中国側でも国務院台湾事務弁公室の范麗青報道官は13日、「両岸(中台)による為替清算システム構築は、台湾の各界、特に金融業界の関心が高く、両岸にさらに大きな便宜を提供することになる。早期に交渉が完了することを希望している」と述べ、交渉が合意間近であることを示唆した。
同時に中国の大手銀行、中国銀行、交通銀行の台北支店開設も行政院金融監督管理委員会(金管会)の審査を既に通過しており、中台間の為替清算システム稼働に向けた準備は大詰めを迎えつつある。
市場関係者は「為替清算協定の条文では既に一致しており、今後の進展は早いはずだ」とみている。
中国側の関係者も「交渉は順調に進んでおり、夏休み前に調印にこぎ着けたい。内容は人民元と日本円の直接取引よりも踏み込んだものになる」と述べた。
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