ニュース 電子 作成日:2012年6月14日_記事番号:T00037693
液晶パネル大手、友達光電(AUO)の彭双浪総経理はこのほど、今年第2四半期に予定していた4.3インチのアクティブマトリックス式有機EL(AMOLED)パネルの量産開始時期が、第3四半期にずれ込む見通しだと明らかにした。同パネルは投資、技術、生産などあらゆる面でTFT−LCD(薄膜トランジスタ液晶ディスプレイ)に比べ難易度が高いためと説明した。14日付電子時報などが報じた。
同紙は、AUOは現在第3.5世代工場で試験生産しているAMOLEDパネルの良品率が20%に達していないが、これは同パネルの初期良品率としては正常な状態だと説明した。
また同社の4.3インチAMOLEDパネルは、主に宏達国際電子(HTC)に供給するほか、ノキアにもサンプルを送付しているとされるが、これまでに観測されていたソニーは、初期供給先に含まれないもようだ。
なおAUOは13日に開催した株主総会で、8億株を発行する資金調達計画を決議した。これに対し、中国資本を含む戦略パートナーの導入を検討しているとの観測が出ているが、李焜耀董事長は「現在の株価から見ると、パネルメーカーは投資価値が非常に高く、出資の申し入れは無数にある」と語り、中国資本による出資の可能性もあることを認めた。
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