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遠東傘下の裕民航運、ケープサイズ10隻を造船【図】


ニュース 運輸 作成日:2012年6月15日_記事番号:T00037706

遠東傘下の裕民航運、ケープサイズ10隻を造船【図】

 遠雄企業集団(ファーイースタン・グループ)のばら積み海運大手、裕民航運は今年、上海外高橋造船(SWS)に対し18万6,000載貨重量トンのケープサイズ大型ばら積み貨物船10隻の建造を発注する。投資額は5億米ドル。2014年から引き渡し予定だ。15日付蘋果日報が報じた。

 徐旭東董事長は、世界景気が良くないのは確かだが、引き渡しは再来年だと強調。裕民航運の王書吉総経理は、新興市場のインフラ投資は続いており、中国やインドの鉄鋼使用量はかなり伸びていると指摘し、14年にばら積み貨物の景気が回復すると付け加えた。

 同社は今年7月、10月にも5万7,000トンのスーパーマックス2隻と20万6,000トンのケープサイズ1隻が引き渡し予定だ。徐董事長は、今年下半期から来年上半期にかけて引き渡しのピークとなるが、裕民航運の財務体質は健全で、手元に163億台湾元(約430億円)の現金があると強調。この低迷期こそ所有船舶を拡充すると意気込んだ。