ニュース 金融 作成日:2012年6月15日_記事番号:T00037709
国泰金融控股は14日、傘下の国泰世華銀行がカンボジアのシンガポール・バンキング(SBCバンク)の株式70%を5億台湾元(約13億円)で取得する契約を締結したと発表した。SBCバンクは同国に本店、5支店、両替所の10簡易支店を擁し、買収により、国泰世華銀の東南アジアのネットワークは55拠点に増える。
15日付工商時報によると、SBCバンクは資本金1,700万米ドル。1993年に設立され、シンガポールの華人一家が大株主だ。カンボジア政府が同行に専門家からの出資受け入れを要求し、国泰世華銀が高値で買収に成功したようだ。国泰世華銀の70%出資後も残り30%は既存シンガポール大株主が保有する。
同行の預金・融資残高は400万~500万米ドル。カンボジアは預貸金利ざやが8%に上り、昨年の同行利益は40万米ドル以上だ。また、デビットカード市場シェアは50%以上を占める。
李偉正・国泰金控広報担当は、きょう15日の董事会で決議した上で、行政院金融監督管理委員会(金管会)とカンボジア中央銀行の認可を得て最終決定になると語った。国泰金控は、経済成長が著しい東南アジア諸国連合(ASEAN)の商機を狙い、ベトナムに合弁の37拠点を擁するほか、シンガポール、マレーシアに支店、タイ、フィリピンには事務所を持つ。
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