ニュース 電子 作成日:2012年6月15日_記事番号:T00037720
15日付経済日報によると、宏碁(エイサー)は、昨年3月末に同社執行長(CEO)を辞任したジャンフランコ・ランチ氏に、パソコン関連企業幹部としては世界最高額水準となる12億8,400万台湾元(約34億円)の退職金を支払っていたことが明らかになった。観測では1,000万米ドル前後とみられていたが実際はその4倍以上だった。
ランチ氏の退職金についてエイサーの幹部は14日、「国際的な慣例および当社の当時の経営状態に照らして決定した」とコメントした。
ランチ氏は昨年9月、聯想集団(レノボ)の顧問に、今年4月2日にはレノボEMEA(欧州、中東、アフリカ)部門の最高責任者に就任した。
レノボは、今年第1四半期、EMEA市場におけるPC出荷台数が前年同期比74.5%増、シェアも8.6%に拡大する(IDC統計)など、脅威の成長を見せており、その背景には「ランチ効果」が大きな役割を果たしたとされる。
ただエイサーは、ランチ氏のレノボ顧問就任は競業禁止規定違反だとして、イタリアで同氏を訴えている。
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