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米国産牛肉問題、コーデックス委員会協議が焦点に


ニュース 農林水産 作成日:2012年6月18日_記事番号:T00037733

米国産牛肉問題、コーデックス委員会協議が焦点に

 米国産牛肉の輸入規制緩和に向けた食品衛生管理法改正案の審議が難航している問題で、総統府・行政院は今週中にも状況を打開したい構えだが、国連食品規格委員会(CAC、コーデックス委員会)が7月2日に開く会合で、牛肉の成長促進剤「ラクトパミン」の残留基準に関する協議が行われる予定となっており、野党や民間団体は性急な結論に反対している。18日付中国時報が伝えた。

 台湾の国家安全会議が海外代表部を通じて収集、分析した情報によると、コーデックス委員会の会合では欧州連合(EU)がラクトパミンの検出を全く認めないとする立場を貫く見通しで、ラクトパミンの残留を一定程度認める改正を進めたい台湾政府にとって厳しい結論が出る可能性が指摘されている。

 これに対し国民党議員団の幹部は、「総統府と党上層部は、コーデックス委員会で政策に不利な結論が出ることを懸念し、臨時会で改正案を処理しようとしている」と本音を明かした。