ニュース 石油・化学 作成日:2012年6月18日_記事番号:T00037743
台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー、台化)の王文淵董事長はこのほど、中国で建設を進めている生産能力15万トンのAS樹脂(アクリロニトリルスチレン)工場が第3四半期に量産に入る見通しを明らかにした。また米スノコが今年、生産能力54万5,000トンのアセトン工場を閉鎖することから、米国からの輸出量が減るアジアで相場が高止まりするとみて2013年に中国・浙江省寧波市で年産能力30万トンのフェノールおよび同18万5,000トンのアセトン生産ラインを増設すると表明した。16日付工商時報が報じた。
一方、化学繊維原料となる高純度テレフタル酸(PTA)について王董事長は、市場は供給過多に陥っているが、同社はパラキシレンなど川上原料の85%を自社調達していることから高い競争力を備えると強調した。なお今年同社が中国で生産能力15万トンを増強したABS(アクロルニトリル、ブタジエン、スチレン)については、現在生産分がすべて販売されていると説明した。
このほか中国が新たに打ち出した省エネ家電への補助金政策や自動車産業刺激策が、プラスチックペレット需要を促進するとし、同社の見通しは悪くないとの見方を示した。
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