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CSC董事長、鉄鋼相場の先行きを懸念


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2012年6月18日_記事番号:T00037744

CSC董事長、鉄鋼相場の先行きを懸念

 中国鋼鉄(CSC)の鄒若斉董事長は15日、定時株主総会で、鉄鋼相場の先行きについて、「欧州財政危機の影響で、買い注文が慎重になっており、今年下半期の鉄鋼市況は不透明で、鉄鋼価格の底値は予測できない」と指摘した。16日付工商時報が伝えた。

 ただ、CSCは今後2~3カ月の受注に関しては、現時点で予想が付く上、中台政府が積極的に家電や自動車などの分野で省エネ製品の普及を図っているため、鋼材に対する基本的な需要は依然存在すると判断。鄒董事長は「減産は考えていない。クリスマス需要もあり、市場全体を悲観してはいない」と述べた。

 一方、欧州情勢の影響については、「台湾鉄鋼メーカーは、欧州向け輸出でユーロ建てを採用するケースが少ないため、鉄鋼市場への直接の影響は小さい」との認識を示した。