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統一超商、徐重仁総経理が退職か


ニュース 商業・サービス 作成日:2012年6月19日_記事番号:T00037762

統一超商、徐重仁総経理が退職か

 「セブン−イレブン」を展開するコンビニエンスストア最大手、統一超商(プレジデント・チェーンストア)は、21日に開催する株主総会で役員の改選を行う予定だが、これを機に徐重仁総経理が退職し、後任に食品最大手、統一企業(ユニプレジデント)の羅智先総経理が就任するとの観測が出ている。これに対し統一超商はコメントを控えている。19日付経済日報が報じた。

 今年64歳の徐総経理は、かつて赤字が続いたセブン-イレブンの売上高、利益を急速に成長させ、その結果、台湾のコンビニ市場は米国、日本を上回る規模に拡大したことから、「流通業界の父」と呼ばれる。60歳を迎えた4年前に退職願を董事会に提出したが、統一企業の高清愿董事長が同社の中国事業がスタート段階にあったことなどを考慮し、退職後に再招聘(しょうへい)する形で引き止めていたという。

 なお統一超商の昨年の連結売上高は1,892億5,000万台湾元(約5,000億円)、利益は71億6,000万元でともに過去最高を更新した。内需市場の景気が慎重視される今年も、1〜5月売上高は前年同期比12.84%増の542億3,300万元を記録、単月売上高では31カ月連続のプラス成長を続けている。