ニュース 石油・化学 作成日:2012年6月19日_記事番号:T00037769
石油化学大手の李長栄化学工業(LCYケミカル)の李謀偉董事長は18日、今年下半期には米国で大統領選挙が予定され、中国でも指導部の刷新が見込まれるため、両国とも経済の悪化を座視するとは考えにくく、今後の景気を悲観していないと述べた。同社は下半期、水添スチレン系熱可塑性エラストマー(SEBS)とポリプロピレン(PP)の年産能力を計46万トン増強する計画だ。19日付経済日報が伝えた。
SEBSはポリ塩化ビニル(PVC)の代用品として需要が見込まれることから、年産能力6万トンの新工場の建設を進めている。PPの同40万トン増強計画は、董事会での決議を経て約18カ月後に量産に入れるとしている。
李董事長は、現在の石化業界は2008年の世界金融危機当時とは異なり、川上、川中、川下のいずれにおいても在庫が多くないと指摘。また、今年は原油価格が緩やかに下がっている上に、サウジアラビアの政府関係者が北海ブレント原油は1バレル90~100米ドルに下がると予測したことで在庫の量は最低水準にまで低下するとみている。
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