ニュース 電子 作成日:2012年6月19日_記事番号:T00037775
CSP(チップサイズ・パッケージ)基板大手、景碩科技(キンサス・インターコネクト・テクノロジー)の郭明棟執行長は18日、台湾積体電路製造(TSMC)の28ナノメートル製造プロセスが受注満杯となっていることについて「半導体製品が既に28ナノ世代に突入していることを示す」と語り、キンサスは今年、基板の微細化に合わせた生産ラインの自動化などに30億台湾元(約79億円)を投じることで今後2〜3年の需要に備えたいとの考えを示した。19日付経済日報が報じた。
また今年は、フリップチップ(FC)基板の生産比率拡大および良品率の向上、ローエンドのワイヤボンディング基板の、中国・統碩科技(江蘇省蘇州市)への移管・増強にも資金を投じる。これによりキンサスのFC−CSP(フリップチップ・チップサイズパッケージ)基板の生産能力は約10%増加し、今年は20%増収となる見通しだ。
なお同日開催した株主総会で郭執行長は、フリップチップ基板のほか、LTE(Long Term Evolution)対応スマートフォンの普及により需要が数倍に成長すると見込まれるRF部品、さらに将来的にスマート型AV機器など家庭用娯楽機器向けを3大重点項目とし、既に関連チップメーカーと接触していることを明らかにした。
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