ニュース 社会 作成日:2012年6月20日_記事番号:T00037781
台北市議会は19日、1989年に台湾独立を叫んで焼身自殺した独立運動家、鄭南榕氏(享年42歳)を追悼するため、自殺現場で、鄭氏が発行人を務めた雑誌「自由時代週刊」のオフィスがあった台北市民権東路3段106巷3弄に「自由巷」のプレートを設置することを決めた。今月中に設置予定だ。20日付聯合報が伝えた。
鄭氏は当時、「自由時代」に許世楷氏が寄稿した「台湾共和国憲法草案」を掲載し、国家反乱罪の容疑で起訴された。これに対し、鄭氏は言論の自由に対する弾圧だと訴え、自らの死をもって抗議した。
台北市民政局は「鄭氏は言論の自由のために命を失った。言論の自由と民主主義を愛することは普遍的な価値であるため、追悼することにした」と説明している。
鄭氏が自殺した編集長室は当時のまま保存され、記念館として運営されている。鄭南榕基金会の曹欽栄執行長によると、近年、鄭氏を偲んで同館を訪れる中国人も少なくないという。
曹執行長は「台湾の与野党や中国共産党の党派性を超えたところで、鄭氏の思想を中台両岸でどう深められるか思案中だ」と話している。
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