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LED照明価格競争激化、「サムスンと対決」=エバーライト


ニュース 家電 作成日:2012年6月20日_記事番号:T00037791

LED照明価格競争激化、「サムスンと対決」=エバーライト

 発光ダイオード(LED)電球価格が「スイートスポット」に突入して大規模な需要を喚起する中、億光電子工業(エバーライト・エレクトロニクス)とサムスン電子が積極的に価格戦を仕掛けており、エバーライトの葉寅夫董事長は「今後、サムスンとの値下げ競争が続くことになる」との見方を示した。その上で「台湾メーカーはLED照明市場から撤退するわけにはいかない」と決意を語った。20日付電子時報が報じた。

 葉董事長は「サムスンはLED照明市場において、世界に展開する既存のIT(情報技術)製品売り場を通じた販売と価格の引き下げで積極的に攻勢をかけており、従来型照明メーカーが対抗するのは難しい」と語ったものの、「消費者は価格以外に省エネ能力を重視すると信じる」と強調した。

 エバーライトは5月、セブン−イレブンで8ワット(W)相当の自社ブランド高効率LED電球を299台湾元(約790円)のキャンペーン価格で販売して話題となった。葉董事長は「5月出荷分は売り切れ、現在は通常価格に戻しているが、消費者の需要は変わらず大きい状態が続いている」と語り、「今回の戦略は十分成功した」と強調した。