ニュース 電子 作成日:2012年6月21日_記事番号:T00037825
台湾積体電路製造(TSMC)と傘下のIC設計会社、創意電子(グローバル・ユニチップ、GUC)は、米アップルが次世代プロセッサー「A6」の生産委託に向けて実施した、2段階の審査を通過したもようだ。21日付工商時報が業界筋の話として伝えた。
TSMC陣営は、審査の進行状況でライバルのサムスン電子を上回った。TSMCは年内に28ナノメートル製造プロセスで試作品を送り、20ナノメートル製造プロセスでの認証手続きを進める。順調に進めば、来年初めにもA6プロセッサーの受注を獲得できる見通しだ。
今後はGUCがアップルの半導体開発チームとA6プロセッサーの設計で協力し、TSMCは受託生産、パッケージング・テスティング(封止・検査)を担当する。
アップルはARMアーキテクチャーのプロセッサー「A5」「A5X」を45ナノメートル、32ナノメートル製造プロセスでサムスンに発注している。しかし、アップルとサムスンは、スマートフォンやタブレット端末で激しい競合関係にあり、特許紛争を展開中だ。このため、アップルはサムスンへの依存から脱却しようとしており、TSMCはA6の受注競争で有利な立場にあるとみられる。
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