ニュース 社会 作成日:2012年6月22日_記事番号:T00037831
李登輝元総統は22日、在任中の公金横領で起訴された裁判で、台北地方法院(地裁)による公判前整理手続きに出廷を予定していたが、朝に心臓の痛みを感じたため出廷を見合わせた。22日付聯合報が伝えた。
李登輝事務所の王燕軍主任(中)によると、李元総統は前日に理髪店に行くなど準備を整えていた(22日=中央社)
李元総統の事務所によると、李元総統は出廷に備え、早朝5時に起床して準備していたが、突然心臓の痛みを訴えた。医師の往診で、静養を求められたため、李元総統は出廷見合わせを決めた。
公判前整理手続きでは、機密文書の閲覧方法、起訴状の内容、証拠能力などについて、検察と弁護側が争点を整理する。
李元総統は、シンクタンクの台湾総合研究院の創設者で、元中華開発工業銀行董事長の劉泰英氏ともに外交機密費を横領、資金洗浄(マネーロンダリング)したとして昨年起訴された。
起訴事実によると、李元総統は94年に南アフリカとの外交関係維持を図る工作(奉天專案)の資金として、国家安全局の予算から拠出した機密費2億8,204万台湾元(約7億6,000万円)のうち、779万7,000米ドルを台湾総合研究院の設立資金などにしたとされる。
中華民国の歴代総統が刑事事件で起訴されたのは、陳水扁前総統に続き2人目。
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