ニュース 商業・サービス 作成日:2012年6月22日_記事番号:T00037837
コンビニエンスストア最大手、「セブン−イレブン」を展開する統一超商(プレジデント・チェーンストア)は21日、34年にわたり同社を率いてきた徐重仁総経理が引退し、後任に陳瑞堂・副総経理が昇格すると発表した。22日付中国時報が報じた。
早稲田大学で商学修士号を取得した徐氏は、1978年の統一超商設立に参加。最初の7年間は赤字が続いたものの、出店数が100店舗を超えた後は一貫して高成長を続け、台湾のコンビニ業界を米国、日本を上回る規模に成長させた。このため、徐氏は「流通業界の父」と呼ばれる。
その手腕を示す好例がコンビニ内における入れたてコーヒー販売の導入で、現在、統一超商は、年間1億杯以上の入れたてコーヒーを売り上げており、同社に安定した収入源をもたらした。中国時報によると、これを知った日本のコンビニ業者が感銘を受け、その後、日本でも入れたてコーヒー販売が広まるきっかけとなったという。
徐氏の引退について親会社、統一企業(ユニプレジデント)の羅智先総経理は、「統一グループは10万人の従業員を抱えており、永続的な経営を行うには制度化が必要だ」とした上で「いつまでも1人か2人の天才に頼るわけにはいかない」と強調した。
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