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大腸がん発症率、米国の1.4倍


ニュース 医薬 作成日:2012年6月22日_記事番号:T00037841

大腸がん発症率、米国の1.4倍

 行政院衛生署国民健康局(国健局)の21日発表によると、2009年にがんと診断された人は8万7,189人で、前年比7,371人増の過去最高となった。中でも大腸がんの発症者数が1万2,488人で最も多く、人口当たりの発症率は米国の1.4倍、死亡率は1.7倍に上ることが明らかとなった。22日付自由時報などが報じた。

 邱淑媞・国健局局長は、大腸がん発症者数の増加理由について、食生活の西洋化に伴いステーキや焼肉などの高脂質食物の摂取が増えたことに加え、検査受診率が低いことを挙げた。過去2年間で検便により大腸がんの陽性反応が出た12万7,759人のうち、4割が気恥ずかしいなどの理由で内視鏡による大腸検査を拒否したと指摘した。

 邱局長は、50~69歳の年齢層で大腸がんの発症率が高いとして、2年に1度の検査を勧めている。

 なお、大腸がんの次に発症者数が多かったのは肝臓がんで1万1,080人、肺がんは1万643人で、ともに1万人を超えた。以下は▽乳がん、8,926人▽口腔がん(咽頭、下咽頭を含む)、6,480人▽前立腺がん、4,013人▽胃がん、3,848人▽皮膚がん、2,928人──など。