ニュース 石油・化学 作成日:2012年6月22日_記事番号:T00037842
南亜塑膠工業(南亜プラスチックス)が中国と台湾で新たに稼動させた工場、または建設中の工場が今後の増収に貢献しそうだ。雲林県で設けた無水マレイン酸(MA)プラント(年産能力6万トン)と、ポリエステルフィルムのプラント(同3万6,000トン)の年間売上高は計70億台湾元(約190億円)が見込まれる。さらに、浙江省寧波市で建設中のビスフェノールA(BPA、同15万トン)なども来年稼動が予定されており、中国内需市場での商機獲得が期待される。22日付工商時報が伝えた。
呉欣仁・南亜プラ董事長は21日の株主総会で、自社の各事業部門の中では石化製品と電子材料が最も成長する可能性が高いため、今後の発展に力を入れると述べた。二次加工のプラスチック製品の生産はほとんどを中国に移管するとともに、台湾工場は新材料・新用途向けに重心を移し、高付加価値化、利益向上を図る考えだ。
南亜プラはこのほか、江蘇省・昆山電子材料工場区の各社と同省南通エリアの子会社の統廃合も決めた。南亜電子材料(昆山)と南亜塑膠工業(南通)が存続会社となる。
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