ニュース 金融 作成日:2012年6月25日_記事番号:T00037866
中堅金融持ち株会社、永豊金融控股傘下の永豊金証券は22日、同業の太平洋証券を36億8,800万台湾元(約99億円)で買収することを決めた。双方は8月中旬に株主総会を開き、合併を決議した上で、11月12日に合併する。23日付経済日報が伝えた。
買収価格は1株当たり12.65元で、直近株価の1.07倍となる。合併後は、証券仲介業務で永豊金証券のシェアは5.48%に上昇し、業界4位の群益金鼎証券に迫る。先物業務ではシェア6.44%で3位に躍進する見通しだ。支店数は現在の49カ所から59カ所に増える。
証券業界では、キャピタルゲイン課税導入構想で証券会社の利ざやが影響を受けかねない状況となる中、大手証券会社が中小証券会社を統合する動きが本格化する可能性が指摘されている。
買収資金は3分の1を自己資金、3分の2を短期借り入れで賄う。太平洋証券は自社ビル売却で手持ち現金が20億元あり、借入金は合併後に返済できる見通しだ。
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