ニュース 商業・サービス 作成日:2012年6月25日_記事番号:T00037870
韓国のオンラインゲーム最大手、ネクソンが、台湾の同業大手、遊戯橘子(ガマニア・デジタル・エンターテインメント)への出資比率を30%以上に拡大し、敵対的買収を目指しているのではないかとの見方が出ていることに対し、ガマニアの劉柏園董事長は22日、定時株主総会で「独立経営を維持できることを強く希望している」と強調した。23日付工商時報が伝えた。
ネクソンは東証上場を果たした後、ガマニア株の大量取得を開始し、既に持ち株比率を34.59%まで高め、筆頭株主となっている。ネクソンは先ごろ、「現時点では提携関係の促進が目的で、買収の意図はない」としたものの、「将来的な提携強化で、買収は選択肢の一つだ」とコメントしている。ネクソンはガマニアへの持ち株比率が30%を超えたため、規定に基づき、台湾の公平交易委員会(公平会、公正取引委員会に相当)に認可を申請している。
一連の動きについて、劉董事長は「事態が複雑かつ難解で、精神的におかしくなってしまいそうだ」と胸中を明かした上で、ガマニアがネクソンの子会社となった場合、海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)に基づく中国市場での優遇措置が受けられなくなるとし、ネクソン側に再考を求めた。
株主総会自体は、議案がなかったため、10分ほどで終了した。劉董事長は「公平会が審査中の案件であり、監督機関の判断を尊重する。株主の利益を最大化するつもりなので、安心してもらいたい」と述べた。
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