ニュース 金融 作成日:2012年6月26日_記事番号:T00037890
中央銀行が25日に発表した5月の通貨供給量(マネーサプライ)統計によると、株式市場への投資待機資金の指標となるM1B(現金通貨と預金通貨)伸び率は前年同月比3.24%、市場の資金供給を表すM2(現金通貨、預金通貨、定期預金など準通貨の合計)の伸び率は同4.4%と、ともに縮小を見せた。特にM2は過去22カ月で最低となり、今後の株式市場への影響が懸念される。26日付工商時報が報じた。
これに対し金融業界関係者は、「全体の融資および投資全体の成長率は5.23%まで落ち込んでおり、資金の流動性が鈍化していることを示す」などと指摘し、「経済成長のスビードに打撃を与える可能性がある」と警告した。
一方、中央銀行経済研究処の陳一端副処長はM1BとM2の伸び率低下について、「5月はナンバープレート税や房屋税(建物固定資産税)の納付時期に当たったことが資金量の減少につながった」と説明。融資および投資の成長緩和については、「銀行による政府や公営事業への債権成長が減速したためで、企業に対する融資を縮小したわけではない」と強調した。
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