ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2012年6月26日_記事番号:T00037900
鉄筋大手の豊興鉄鋼は25日、国際鉄スクラップ価格が先週下げ止まったことを受けて、5月中旬以降4週連続で引き下げていた台湾市場向け鉄鋼製品価格を、今週は全面的に据え置いた。鉄筋のオファー価格は1トン当たり1万9,800台湾元(約5万2,500円)で実際の取引価格は1万9,300元、形鋼は同2万1,600元、鉄スクラップ買取価格は同1万2,000元。26日付工商時報などが報じた。
鉄スクラップ売買業者によると、欧州債務問題の影響を受けて、鉄スクラップの国際相場は5月中旬以降に少なくとも1トン当たり50米ドル下落したが、先週下げ止まり、米国のコンテナ積みは現在は1トン当たり385米ドル、ばら積みは同410米ドル、日本のH2は同380米ドルを維持している。ただ、現水準で底打ちし今後反発するかどうかは観察が必要との見方を示した。
また証券会社は、豊興が先週、鉄スクラップ買取価格が過去17カ月で最低、鉄筋のオファー価格が過去15カ月で最低となっており、相場が依然低いことに変わりはないと指摘した。
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