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尖閣諸島に台湾巡視船、海保警告で退去


ニュース 社会 作成日:2012年6月27日_記事番号:T00037911

尖閣諸島に台湾巡視船、海保警告で退去

 日本の各メディアによると、26日午後3時10分(日本時間)ごろ、沖縄県石垣市の尖閣諸島(台湾名・釣魚台列嶼)、大正島(台湾名・赤尾嶼)の西北西約21キロの日本領海内で、台湾海岸巡防署(海上保安庁に相当)の巡視船「巡護六号」が航行しているのを海上保安庁の航空機が確認。海保による警告を受けた同船は約20分後に領海外へ出た。双方の衝突はなかった。


国民党の邱文彦立法委員は26日、1955年に太平洋横断に成功した台湾の木造帆船「自由中国号」が修理のために尖閣に停泊していたと明らかにし、「主権」をアピールした(26日=中央社)

 日本政府の台湾での窓口機関、交流協会は、台湾側の対日窓口機関、亜東関係協会に対し抗議を行った。これについて、台湾外交部の夏季昌報道官は「釣魚台は中華民国固有の領土であり、巡視船は通常業務を行っていた。日本側の抗議を拒絶する」と述べた。

 日本の第11管区海上保安本部海上保安本部によると、台湾の巡視船が日本の領海内に侵入するのは、2008年以来4年ぶり。

 一方、27日付蘋果日報によれば、海岸巡防署は台湾側が設定した暫定取り締まりライン内で漁船保護任務に当たっていたという。また、日本側の警告を受け、問題の海域から退去した事実はなく、日本側に抗議したと説明した。