ニュース 石油・化学 作成日:2012年6月27日_記事番号:T00037920
台塑集団(台湾プラスチックグループ)第6ナフサ分解プラント(六軽、雲林県麦寮郷)で今月20日に起きた大規模な停電により、台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)のオレフィン第2、第3工場(年産能力計220万トン)で稼動再開に5~7日間かかったことを受け、石化産業では川上原料のスポット価格が全面的に上昇している。ブタジエンは1週間で17.62%値上がりし、1トン当たり2,270米ドルを付けたほか、エチレンは同21米ドル、ベンゼンは同17米ドル上昇した。27日付工商時報が伝えた。
第6ナフサプラントの停電をめぐっては、台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス)と南亜塑膠工業(南亜プラスチックス)の関連プラントは2日後に操業を再開したが、いずれも売上高に5億~10億台湾元(約13億〜26億円)の打撃を与えたもようだ。しかし台塑石化の計5つのプラントは再稼動に4〜7日間かかったことから、台プラ主要4社売上高への約90億元に上ったとみられる。
なお原油の国際相場は下落傾向が続いているため、石化原料価格の上昇は一時的なものとアナリストはみている。
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