米グーグルは米国時間の27日、華碩電脳（ＡＳＵＳ）と共同開発した低価格タブレット型パソコン「ネクサス７（セブン）」を発表した。アンドロイドＯＳ（基本ソフト）の最新バージョン「JellyBean」を初めて搭載し、８GB（ギガバイト）が199米ドル、16GBが249米ドルの低価格で普及を狙う。28日付聯合新聞網などが報じた。
「ネクサス７」には、アンドロイドタブレットの販売低迷をてこ入れする狙いがあるとされる。背面に「ＡＳＵＳ」のブランド名が入っている（ＡＳＵＳリリースより）
ネクサス７はエヌビディアのクアッドコアプロセッサー「テグラ３」、７インチ高視野角ＩＰＳディスプレイを搭載し、ゲームや書籍など、各種アプリケーションを高画質で楽しめる。７月から米国、英国、カナダ、オーストラリアでの先行発売が予定されている。施崇棠ＡＳＵＳ董事長は、「グーグルとの提携を通じて、製品と使用体験でユーザーに驚きを与えたい」とコメントした。
なお、アマゾン・ドット・コムが７月末に価格199米ドルの第２世代「キンドル・ファイア」を、マイクロソフト（ＭＳ）も下半期に低価格タブレットＰＣを発売する予定で、タブレットＰＣ市場では低価格競争に注目が集まっている。
