ニュース 運輸 作成日:2012年6月29日_記事番号:T00037964
台湾鉄路(台鉄)が新たに購入した新型の車体傾斜式特急電車(いわゆる振子特急電車)136両の引き渡しが10月から相次いで行われるほか、現在花蓮〜台東間で電化工事が進められていることから、同工事が完了する来年末には台北〜台東間の所要時間が3時間半へと約1時間短縮される見通しだ。中央社が28日伝えた。
新型車両は来年春節(旧正月)にも導入される見通しで、帰省ラッシュの混雑緩和に貢献しそうだ(28日=中央社)
台鉄によると、東部線では現在台北から花蓮までしか電化が完了しておらず、台北〜台東間を直通できるのはディーゼル機関車のみ、大部分は花蓮で乗り換えが必要となっている。さらに同路線はカーブが多く最高時速も110キロしか出せないという。
台鉄が新たに購入した振子特急ならば、同路線でも最高130キロが可能となり、同車両が電化の完了により直通できるようになれば、台北〜台東間の大幅な所要時間短縮が実現することになる。同時に増便も可能となり、長年の課題となっている輸送量不足の解消にも貢献しそうだ。
なお台鉄はこれまでに台東県と共同で新型車両の愛称を公募(既に受付終了)。2,214件の応募があり、中には人気歌手で同県出身の「張恵妹」号を推す者もあった。
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