ニュース 家電 作成日:2012年6月29日_記事番号:T00037976
タッチパネルなどの勝華科技(ウィンテック)の黄顕雄董事長は28日、独自のNF(ナローベゼル、フルラミネーション)技術を採用した自社ブランドのスマート液晶テレビ「InnoLife」を発表した。ハイエンドかつ低価格をうたい、当初は46、55、65インチの3機種を台湾および中国市場に投入する。29日付工商時報が報じた。
黄董事長は「サムスンやソニーにもできない」とNF技術に自信を示した(28日=中央社)
黄董事長はNF技術について、ナローベゼルによってディスプレイの可視面積が増大し、フルラミネーションによって液晶面と表面ガラスの間の空気層をなくしてコントラスト比を改善できると説明。既に特許申請を行ったことも明らかにした。現段階でパネルサイズ108インチまで応用できるという。
黄董事長はまた、2~3年以内にアクティブマトリックス式有機EL(AMOLED)パネルを採用したテレビを投入する考えも表明した。これに向けて現在、中国の京東方科技集団(BOEテクノロジー)、熊猫電子集団(パンダ・エレクトロニクス)、上海天馬微電子と提携交渉を行っていると説明した。第8.5世代、第10世代のTFTガラス基板を購入して、自社で有機発光ダイオード(OLED)を蒸着すれば、前工程投資に必要な1,000億台湾元(約2,650億円)以上を節約できるとしている。
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