ニュース 電子 作成日:2012年6月29日_記事番号:T00037979
液晶パネル大手、奇美電子(チーメイ・イノルックス)は29日の株主総会で、644億4,000万台湾元(約1,700億円)の赤字を計上した2011年度決算を発表するとともに、段行建董事長が株主に業績不振を謝罪した。鉅亨網などが29日報じた。
段董事長は、景気減退と生産能力の過剰によって、サムスンディスプレイやLGディスプレイ(LGD)の韓国勢ですら過去2~3四半期は赤字に陥ったと業界の苦境を説明。こうした中、同社は製品サイズの差別化で市場の需要に対応していると説明した。そして、液晶パネル業界にとって当面最も鍵となるのは、欧州債務問題や米国および中国の経済パフォーマンスを含めた世界景気の変動で、奇美電はこれに全力で対応していくと述べた。
奇美電は株主総会で、現金増資か第三者割当増資、または海外預託証券(GDR)の発行による150億元の資金調達を決定した。これに当たっての株式発行は20億株を上限とする。第三者割当増資の場合、奇美実業、鴻揚創業投資、聯奇開発、鴻海精密工業が引受人となる予定だ。
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