ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

SPIL、シンガポールMCT株42%取得


ニュース 電子 作成日:2012年6月29日_記事番号:T00037982

SPIL、シンガポールMCT株42%取得

 半導体パッケージング・テスティング(封止・検査)大手、矽品精密工業(SPIL)は28日の取締役会で、シンガポールAEMグループ系列の基板メーカー、マイクロサーキット・テクノロジー(MCT)の株式42.27%を2,050万米ドルで取得することを決議した。29日付経済日報が伝えた。

 MCTはこれまで、主にエルピーダメモリなどDRAMメーカーなどにIC基板を納入しており、SPILとは取引関係がなかった。しかし、SPILは今年から銅ワイヤボンディングや先端パッケージング技術による生産能力を強化し、基板需要が拡大したため、MCTへの出資を決めた。SPILはMCTの2位株主となる。

 SPILは既に、欣興電子(ユニマイクロン)、南亜電路板(NYPCB)、景碩科技(キンサス・インターコネクト・テクノロジー)から基板の納品を受けているが、MCTも主要サプライヤーに浮上する見通しだ。

 MCTは現在、CSP(チップサイズ・パッケージ)基板やプラスチック・ボール・グリッド・アレイ(PBGA)基板を生産している。