ニュース その他製造 作成日:2012年7月2日_記事番号:T00037999
太陽電池用多結晶シリコン(ポリシリコン)ウエハー、緑能科技(グリーン・エナジー・テクノロジー)の林和龍総経理はこのほど、中国の同業数社と8億~10億ワット(W)分の生産能力を借り受ける方向で交渉しており、年産能力を現在の15億Wから30億W近くへと一気に引き上げる計画を明らかにした。第4四半期にも合意に達する見通しで、さらに同期中にすべての生産ラインがフル稼働となる見込みだ。2日付電子時報が報じた。
緑能が現在、台湾に抱える生産能力は、シリコンインゴットが20億W、シリコンウエハーが15億W。
林総経理は、「世界の太陽電池用シリコンウエハー生産能力は現在450億~500億Wだが、このうち約半分が稼働を停止しているため、年間需要の250億~300億Wとバランスが取れている」と分析。その上で、他社との競争で重要なのはコスト、発光効率および品質だと指摘し、「当社は中国で生産能力を拡充することで生産コストを抑えられ、生産能力が向上すれば原料調達における価格交渉能力も高まる」、「当社ウエハーの発光効率は17.4%で、出荷先の確保に懸念はない」などと自信を示した。
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