ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2012年7月2日_記事番号:T00038002
ステンレス最大手、燁聯鋼鉄(YUSCO)は7月の台湾域内向けステンレス価格を1トン当たり1,000~1,500台湾元(約2,650~4,000円)引き下げた。唐栄鉄工廠も追随し、同750~1,500元引き下げた。国際ステンレス価格低迷と需要不振で、値下げは5カ月連続となった。証券会社は、両社は億元単位の在庫の評価損を計上するとみている。2日付蘋果日報が伝えた。
YUSCOは、台湾域内向けの300系熱延冷延価格を1トン当たり1,500元、400系で同1,000元、輸出向けは同30~50米ドル引き下げた。一方、唐栄は▽300系、1,500元▽202系、750元▽201系、200元▽輸出向け、10~50米ドル──引き下げた。
現在ステンレス原料のニッケル国際スポット価格は1万6,000~1万7,000米ドルまで下がっており、第3四半期の受注はさらに冷え込む恐れがある。
両社の値下げを受け、川中・川下の允強実業、彰源企業(フロッチ・エンタープライズ)も値下げに続きそうだ。
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