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レンジ用冷凍食品市場拡大、不景気で外食減少【図】


ニュース 食品 作成日:2012年7月3日_記事番号:T00038027

レンジ用冷凍食品市場拡大、不景気で外食減少【図】

 台湾の冷凍調理済み食品市場の規模は年間約300億台湾元(約800億円)、そのうち電子レンジ用の冷凍食品は約20億元で、成長を続けている。背景には、不景気で消費者が外食を減らしていることや、少子高齢化、核家族化の進行で、食品業界・コンビニエンス業界が、電子レンジで温めればすぐに食べられる調理済み冷凍食品の生産を増やしていることがある。3日付工商時報が伝えた。

 台湾の電子レンジ用冷凍食品市場のシェア首位は桂冠実業で42%、次いで金品調理食品の39.5%、義美食品(I-Meiフーズ)13.5%で、3社だけで市場の95%を占めている。

 桂冠実業の王正明総経理は、台湾人の約25%は電子レンジ用の冷凍食品ではなく手料理を好むため、同社は単純な電子レンジ用の冷凍食品から脱却して、冷凍食品を利用して自分の料理を作るコンセプトを確立していく必要があると語った。また、従来の価格競争に重点を置く戦略を転換して、ブランド価値を高めて価値ある商品を消費者に提供していきたいと抱負を述べた。